准教授 石田 有作

1.教育に対する責任

私は本学において主に建築・インテリアデザイン分野における計画及び設計と、その内容をプレゼンテーションするための基礎的な知識の習得に関する教育を担当している。

学校法人藤田学院ホームページ「教員紹介2022」

2.教育の理念

私は、本学の教育活動において、以下の3点を重視している。

1) デザイン分野とも関連付けながら、建築・インテリア分野の奥深く魅力ある世界を紹介し、幅広い視野を持ってもらうこと
2) 学びを通じた成功体験により自尊心を育成すること
3) 自主的な学びへの意欲を向上させること

3.教育の方法

上述の教育理念を達成するため、例としていくつかの授業方法について紹介する。
例えば「建築CADⅡ」では、平面図、立面図などの2次元の図面作成に加え、3次元での立体表現を可能にするソフトの利用を授業に組み入れている。表現力が上がることは設計を深く考えることを可能とし自信をもってプレゼンテーションできるようになることが期待出来る。これらは学外で実施されるコンペへの積極的な参加など自主的な学びにもつながると考えている。
「住居学」では、座学一辺倒では単なる知識になり、なかなか身近なものとして捉えにくいため、座学で学んだものに関連した演習を組み合わせ、具体的で実践的な学びへとつなげている。最終的に住宅の平面計画を作成する演習課題を行うが、段階を踏み、何回かのステップに分けながら基本的なルールを座学で学び、優れた実例を紹介しながら、各自で計画案を考えることを繰り返すことで、オリジナリティーが高く魅力的な計画案を作成できるようになることを目指している。
各授業において、毎回授業の振り返りとして、各自が面白いと感じた点や難しいと感じた点を300字程度で記述し提出してもらっている。授業内容への質問なども多く見られ、授業内での発言が苦手な学生にとっても学びを深める一助になっていると考えられる。また次回授業までにやっておきたいと思った内容を記載しているものも見られ、個人差はあるものの自主的な学びへとつながっていると感じている。

鳥取短期大学ポータルサイト「シラバス検索」

4.学生による授業評価

令和3年度(2021年度)の後期授業に対する授業評価アンケートでは、ほとんどの質問項目で、全体の平均値を上回る結果が出た。ただし授業の総合的な満足度(設問4)で演習科目は「3.74」と全体の平均値「3.53」を上回る結果となったが、講義科目のインテリアデザインにおいて「3.30」となり全体の平均値「3.40」を下回る形になった。これは設問11のシラバスに書かれた内容との違いに関するアンケート結果にも関連していると思われ、授業内でコンペに取り組んだことが要因として考えられる。コンペへの参加で多くのことが学ぶ事ができたというコメントと思っていた授業内容と違っていたというコメントの両方があり、シラバスに沿った講義とコンペへの取り組みを組み合わせて授業を構成したが、改善の余地があると思われる。
一方前期で全体の平均値を下回っていた「予習・復習に積極的に取り組んだ」(設問2)の項目については講義科目、演習科目とも全体平均を上回る結果となり、自主的な学びへのうながしが一定の効果を上げていると思われる。

【令和3年度前期授業評価アンケート.pdf】

5.教育改善への取り組み

学内で開催されるFD研修には動画閲覧も含め参加している。演習系科目の授業公開についてはいくつか参加させていただいた。今後は講義系科目についても公開授業の機会などを使いながら授業構成などに工夫を加えていきたい。また住デ専攻内での各授業内容を把握し、学生の効率的な学びについて考えていきたい。

6.今後の目標

1) 短期的な目標

今年は専攻科の授業もあり新規に開設する授業がまだまだ多いため、昨年に引き続き教育理念実現のための授業構成の構築が短期的な目標となる。その中でも特に下記2点について取り組みたいと考えている。

  1. 表現力向上のための授業構成・授業形式の構築
  2. 自主的な学びを深めるために図書館を積極的に活用した授業構成
2) 中・長期的な目標
昨年に引き続き、下記の事項について取り組みたい。
  1. 建築、インテリア計画の立体表現の表現力向上とそれらを自分の言葉でプレゼンテーションできるコミュニケーション能力の向上
  2. 実際の建築設計プロジェクトへの積極的な学生の関わり
最終更新:令和4(2022)年6月16日

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