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[松本学長通信No.16] とりたんの春

みなさま、こんにちは。
前回のご報告から早くも3か月以上経ってしまいました。
この間、世界情勢は依然として厳しい状況が続き、国内では能登半島地震や航空機事故の発生が重なるなどして、重苦しい空気に包まれました。学内では年度末に向け、学生が1年かけて取り組んだ研究発表会や期末試験、それに続く卒業判定など、恒例の行事や作業が、学生たちにも教職員にも怒涛のように押し寄せました。そうして3月16日に、多くの卒業生、専攻科の修了生が晴れやかに巣立っていきました。

卒業式を終えると、次は桜の開花が気になってきます。今期冬の鳥取県内は比較的雪が少なく、その分雨が多かったように思います。とくに3月は気温も低めの日が多く、肌寒く感じることがよくありました。そのせいか構内のつぼみは小さく硬いまま。ふっと外気を温かく感じた3月末にようやく開花となり、近年では珍しく4月2日の入学式当日、美しく咲き誇ってくれました。しかし翌3日の登校初日は、雨・・・なかなか思うようにはいきません。

本学の学生たちにとって3月の春休みは、新学年への期待と目前に迫る就職活動への不安が入り混じる、やや複雑な心境の時期かもしれません。そのような中、鳥取県の呼びかけに応じて地震の被災地へボランティア活動に赴いた学生たちがいました。おもに高齢者のお宅の片付けや壊れた屋根瓦の撤去にあたったようですが、高校生から70歳代までの方と同じグループで作業にあたり、現地の方からねぎらいや感謝の言葉を受けるなどして、「貴重な経験になりました」と語る彼ら彼女らの言葉を、心から頼もしく感じました。

さあ4月、新入生も迎えました。今年はどんなドラマが展開されることになるのでしょうか。新年度が走り出しました。

キャンパスの桜
鳥取短期大学
学長 松本 典子
(2024年4月4日 記)
 

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