鳥取短期大学

助教 植木 洋

1.教育に対する責任

私は本学において主にビジネス系科目を担当している。特に、情報・経営専攻においては経済学、現代社会論などを担当している。また、プロジェクト演習(ビジネス)のようなPBL型学習の科目担当者でもある。教養科目では、キャリアデザイン入門や国際関係論などを担当している。

学校法人藤田学院ホームページ「教員紹介2021」

2.教育の理念

私は、本学の教育活動において、以下の3点を重視している。

1) 基礎学力の形成を重視している。
2) 他者と協同しつつ主体的に課題を解決する力を養うことを重視している。
3) 社会や経済を、社会科学的手法を活用して分析的に観る力を養うことを重視している。

3.教育の方法

上述の教育理念を達成するため、1年生前期の必修科目である経済学では次のような取り組みを行っている。
基礎的な学力の形成を目的に、自身で作成したレジュメに計算問題などを設けるとともに、小テストを行うことで内容の定着を図っている。また、新聞記事の要約とそれに経済理論を当てはめる450字の【経済学レポート】に取り組ませている。これによって要約する力とともに、社会科学的な手法を活用する力を養っている。
成績は、定期試験60%、小テスト15%、レポート10%、授業への取り組み姿勢15%で評価している。
また、1年生後期の選択科目であるプロジェクト演習(ビジネス)では学生自身がグループで解決策を模索・提示するPBL型学習を担当している。この授業は、学生自身の主体的な授業への参加を必要としている。
そのために、まずは報告書をグループで報告する機会を設ける。そこでは要約や論点・疑問点の提示、それへの回答を準備するといった事前準備が必要となる。次に、地域の様々な方々にご協力いただきフィールドワークを行う。これによってテキストだけではわからない実情を知る機会を得ることができる。それを踏まえグループワーク技法を活用した解決策を模索し、最後にグループごとに解決策を発表する。その際、外部講師としてフィールドワークに協力いただいた方々に来ていただき、講評もいただく。
学生にとって当該授業は地域が抱える社会的・経済的課題を知るとともに、グループによる解決策の模索を通じて主体性やコミュニケーション能力、グループ内での役割の認識など社会人として必要とされる力を養うことができる科目となっている。
成績は、レポート35%、発表35%、授業態度30%で評価している。

鳥取短期大学ポータルサイト「シラバス検索」

4.学生による授業評価

2019年度の授業評価アンケートによると、経済学では「総合的な授業満足度(講義系科目全体平均3.2、以下同)」において3.3となり、学生から一定の評価を得ることができていることがわかる。評価された項目として、学生への姿勢[「説明や指示の明瞭さ(同3.3)」「質問・意見への配慮(同3.2)」「授業に集中できるようにする配慮(同3.3)」においていずれも3.5]、および授業方法[「学習の目的や目標の明確さ」(同3.3)」「各種教材の有効な活用」(同3.3)」において3.5、「授業の進度(同3.3)」「シラバスとの整合性(同3.4)」いずれも3.6]が挙げられる。
また、プロジェクト演習(ビジネス)では、「授業への興味(演習系科目全体平均3.5、以下同)」において3.6、「総合的な授業満足度(3.5)」において3.5となっており、一定の評価得ることができている。その他の学生への姿勢や授業方法についてもいずれも3.5から3.6といった評価を得ることができている。

5.教育改善への取り組み

学内で開催されるFD研修には参加するだけでなく、FD委員であることから研修の場を設定している立場であり、そのなかで学ぶ機会を得ている。また、授業見学は他の教員の実践方法を知る良い機会であり、自らの授業の参考にしている。
教育改善への取り組みとして、今年度から授業内容の定着を図り、1年生の教養科目であるキャリアデザイン入門の事後学修として【レポート課題】を導入した。約400字の原稿用紙に、授業のテーマに沿った課題を提示し、配布したレジュメを参考に、次週までにそのレポートを書かせるというものである。
この取り組みの成果については、前後期の結果を踏まえて検証することを考えている。

6.今後の目標

1) 短期的な目標
  1. 学生の基礎学力、特に「要約する力」の向上を図る
  2. 学生のグループワークの質、特に「主体性」と「協働性」の向上を図る
2) 中・長期的な目標
  1. 現在進展中の共同研究をとおして教育の質を向上させる。
  2. 教育内容に最新の知見を反映させるため、学会や研究会に積極的な参加する
最終更新:令和2(2020)年6月29日

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