鳥取短期大学

助教 遠藤 緑

1.教育に対する責任

私は本学において、主に英語系と文化・コミュニケーション関係の教育を担当している。英語については、英文法および「書く・読む」を中心に教育している。文化・コミュニケーションについては、欧米(英語圏)の文化のほか異文化間の交流、コミュニケーションについて教育している。

学校法人藤田学院ホームページ「教員紹介2021」

2.教育の理念

私は、本学の教育活動において、以下の3点を重視している。

1) 英語運用能力の向上
2) 考える力、自分の考えを相手に伝える力の育成
3) コミュニケーション力の育成・向上

3.教育の方法

上述の教育理念を達成するため、例えば1年後期の選択科目「英語圏の文化」では次のような教育を行っている。
この科目では英語圏としてなじみの深いアメリカの文化を中心に、英語圏の文化を理解するための基礎的な知識を身につけ、さらに英語圏の他の国や世界中にちらばる英語圏の地域的な特徴についても理解を深めることを目指す。
学生は、【事前学習】として簡単な調べ学習が課されており、授業中に確認したり、回によってはペアで調べてきたことを共有することもある。さらに、毎回授業終わりに【リフレクションシート】を書くことで、授業の振り返り・学んだことの確認と、疑問点などさらなる学びにつながることを考える時間を取っている。リフレクションシートは次の授業に活かすとともに、コメントをつけて返すようにしている。
評価方法は、定期試験(筆記)30%、提出物(小レポート2回)40%、授業態度30%としている。

鳥取短期大学ポータルサイト「シラバス検索」

4.学生による授業評価

2019年度後期の授業評価アンケート結果をみると、「英語圏の文化」(回答者24人)では、ほぼすべての質問項目で全体の平均値より高い結果が出た。「私は総合的に授業に満足した」という項目に対し、「あてはまる」75%「ややあてはまる」25%であり、総合的な授業の満足度は高かった。予習・復習に積極的に取り組んだかについては「あてはまる」63%「ややあてはまる」38%という値となっており、これは事前・事後学習の調べ活動などにしっかり取り組んでいたことを示していると考える。また、この授業では映像など視覚資料もなるべく多く使うようにしていたため、「テキスト、プリント、ビデオ、パワーポイントなど各種教材の活用により、授業がより分かりやすくなった」という項目に対しては、「あてはまる」92%「ややあてはまる」8%であった。
以上のことから、事前事後学習については的確な指示とワークシートにより、学生が課題に取り組みやすくなるのだと考える。さらに、分かりやすい授業のために教材・教具を工夫しながら活用することで、学生の興味関心にもつながると推測する。

5.教育改善への取り組み

学内でのFD・SD研修会や授業公開・見学に参加し、自らの授業に活かせる点・反省点など振り返り・改善の参考にしている。また、英語教育理論や実践を学ぶために、講座などに積極的に参加するようにしている。
授業評価アンケートの結果は、授業の反省と改善に役立てている。特にアンケート内の自由記述の部分には鋭い指摘も多く、学生の正直な意見が書かれているので、次の学期の授業にも活かせる部分は取り入れている。
「英語圏の文化」では、毎回リフレクションシートを記入・回収しており、その内容を次の授業に反映(導入や質問への解答など)させるようにしている。

6.今後の目標

1) 短期的な目標
  1. 英語運用能力の向上
  2. 科目間の連携
  3. 自分の考えを伝える力の育成
2) 中・長期的な目標
  1. 考える・考えたことを伝える力、コミュニケーション力の向上
    考える・考えたことを伝える力やコミュニケーション力は、大学だけでなく卒業後も確実に必要となる力である。しかし、コミュニケーションを取るのが苦手な学生もおり、学生の多くは少しずつ、長期にわたりこれらの力を向上させていっている印象がある。授業内での活動などが力の向上につながるよう工夫していきたい。
最終更新:令和2(2020)年6月30日

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