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教員コラム第3回@子どもの造形教育(宮﨑百合)

教員コラム第3回@子どもの造形教育(宮﨑百合)
    幼児教育保育学科にはさまざまな専門分野の専任教員がいます。それぞれの研究活動や授業内容について、リレー形式でコラムを掲載していきます! 今回は、幼児教育保育学科の宮﨑百合准教授です。宮﨑准教授は、「子どもの造形教育」が専門で、専門科目「子どもの造形指導法」を中心に担当しています。

    教員コラム第3回

    子どもの造形教育
    幼児教育保育学科
    准教授 宮﨑 百合
    (2023年3月7日掲載)
    みなさんこんにちは。
    私は子どもの造形教育を専門領域として研究しています。
    私が担当している「子どもの造形指導法」という授業では、子どもの造形活動について学びます。たとえば、クレヨンやえのぐで描画を行ったり、はさみや糊を初めて扱う子どもに保育者としてどうかかわるかを考えたりするなどを、実践をとおして身につけていきます。

    一般的に、子どもはつくったりかいたりすることが大好きです。
    私たち大人は子どもたちがつくったものを「作品」としての完成度を求めたり、評価したりしがちですが、それは出来上がったものの「結果」を一面から見ただけにすぎません。
    子どもがものを出会ったとき、そこから何かを発見し、試し、「ものとかかわる行為」そのものが造形なのです。
    子どもの造形は何気ない遊びの中から不意に始まり、不意に終わりを迎えます。誰の目にもとめられないまま、あるいは途中辞めで消えていってしまうものもたくさんあります。
    子どものために考え抜かれた画材や道具もよいけれど、日常にありふれたもののなかから生まれる名もなき遊びを大切にしたいと思います。
    △遊びの中から生まれる造形‐マジックとテレビリモコンで(6歳児)
    △遊びの中から生まれる造形‐マジックとテレビリモコンで(6歳児)
    △洗濯ばさみや牛乳パックを使った造形あそび(「子どもの造形指導法」授業の様子)
    △洗濯ばさみや牛乳パックを使った造形あそび(「子どもの造形指導法」授業の様子)

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