鳥取短期大学

研究紀要 76号

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第76号 2018年1月12日刊行     紀要一覧へ
タイトル 在宅ホスピスにおける看護の役割に関する文献検討
Review of the Role of Nurse on Home Hospice Care
著作者 藤 井 麻 帆・平 田 すが子・前 田 隆 子
Maho FUJII,Sugako HIRATA,Takako MAEDA
ページ 1−8
概要   「在宅ホスピス」と「看護」をキーワードに検索された既存文献の主題を分類して,まずは傾向の把握をした.そして,「看護師について」に分類されたものを中心に,在宅ホスピスにおける看護の役割に関する記述があるもので,入手できたのは6件であった.これらの文献から情報を抽出した結果,最も頻度高く言及されていた看護の役割は【家族支援・遺族ケア】と【他職種との連携・パートナーシップ】であった.
キーワード 在宅 ホスピス 緩和ケア 地域包括ケア 看護
タイトル 自己肯定感と自己のパーソナリティに対する意識との関係について
―短縮版ビッグファイブ尺度に基づく検討―
A Study of the Relation between Self-affirmation and Self-personality Consciousness
―An Examination Based on a Short Form of the Big-Five Scale―
著作者 河 村 壮一郎
Soichiro KAWAMURA
ページ 9−17
概要  青年期における自己肯定意識の形成は教育における重要な課題であり,その向上には多様な要因が関わっていると考えられる.本論では自己のパーソナリティの諸要因に対する意識度が自己肯定意識の高さと関連しているとの仮説を立て,ビッグファイブ尺度に基づいて調査を行った.相関分析の結果,自己肯定意識の高さは情緒不安定性に関する意識度と負の関係,外向性に関する意識度と正の関係があることが示された.この結果は自己肯定感が自己の肯定的あるいは否定的な側面への意識によって影響されるという仮説からの予測と一致していた.
キーワード 自己肯定感 自己意識 ビッグファイブ パーソナリティに対する意識
タイトル 幼児教育保育学科の学生における「幼児理解と教育相談」への自己効力感の形成について
Modeling Self-Efficacy for the Comprehension of the Intersubjective World of Infants and the Educational Counseling in Childcare Students
著作者 南     潮
Ushio MINAMI
ページ 19−29
概要  学生にとって苦手意識の高い「保護者からの相談への対応」について,教職課程の幼児理解及び教育相談における位置づけを確認し,学習内容である発達心理学及びカウンセリング理論の構成から,幼児の個と集団の人間関係を理解する際の間主観性の認識を養成する重要性を指摘した.併せて幼児教育保育学科の学生146名を対象とした調査から,情緒的な共感能力を重視し論理的な理解力を軽視する傾向について明らかにした.このため経験の乏しさが低い自己効力感に直結する傾向が高くなっているものと考えられ,映像教材等を用いた事例に基づく学習が期待される事を示した.
キーワード 幼児理解 教育相談 発達心理学 保育内容(人間関係) 自己効力感
タイトル 児童文化財の活用を考える
―「幼稚園教育要領」「保育所保育指針」における領域「言葉」に視点を置いて―
A Study on Using Children's Cultural Assets
―From the Viewpoint of the Course of Study of Language in “Kindergarten Education Guidelines”
and “Childcare Center Guidelines”―
著作者 齊 木 恭 子
Kyoko SAIKI
ページ 31−40
概要  本研究は,「幼稚園教育要領」及び「保育所保育指針」の領域「言葉」における児童文化財の内容を明らかにし,それぞれの役割と活用を探ることを目的とする.調査・分析の結果,児童文化財の中でも絵本と物語はそれぞれの特性から領域「言葉」と強く関連し,それぞれが子どもの言語発達に沿った役割を果たすことを確認した.また,そのほか,児童文化財である紙芝居やパネルシアター,言葉遊び,手遊びなどと子どもの言語獲得との関わりについても考察した.
キーワード 幼稚園教育要領 保育所保育指針 児童文化財 絵本 物語
タイトル 「蝶々」の今日的様相
―5歳児を対象とした聞き取り調査と保育者を対象とした質問紙調査をもとに―
The Current Status of the Song “Chocho” ―Based on the Analysis of an Interview-based Investigation of Five–year–old Children and
a Questionnaire Survey to Teachers in a Center for Early Childhood Education and Care―
著作者 羽根田 真 弓
Mayumi HANEDA
ページ 41−52
概要  歌唱教材「蝶々」の原曲をスペイン民謡とする根拠は伊澤修二の記述に因るものであり,野村秋足の詞であるとする根拠も不明である.「蝶々」は「小学唱歌集初編」の中で誕生し,以降135年が経過した.この歌唱教材「蝶々」の5歳児を対象とした聞き取り調査および保育者を対象とした質問紙調査では,歌唱教材に設定された場合に子どもたちの「蝶々」の歌唱実態が見られ,保育者には季節の歌として認識されていることが明らかとなった.
キーワード 「蝶々」 小学唱歌集初編 伊澤修二 L.W.メーソン 歌唱教材
タイトル 幼児教育保育学科学生の動物の描写について
―パンダの塗り絵に見られる事例―
On the Depiction of Animals by the Students of Child Care and Education
―A Case Seen in a Painting of a Panda―
著作者 宮 﨑 百 合
Yuri MIYAZAKI
ページ 53−56
概要  本研究では,保育者を目指す学生が動物を描く際,どこまで科学的に正しく描写できるかを調査した.本学幼児教育保育学科の学生を対象に,パンダの模様について塗り絵形式で描写させ,その傾向を探った.その結果,「よく知っている」と感じていたパンダの模様について正しく描けない学生が予想以上に多く見られた.このことから,現代の保育学生の観察力・表現力の貧しさが懸念される.保育者養成校として豊かな表現活動を導き出すために,知識や体験を積み重ねていく授業のあり方を考えねばならない.
キーワード 造形表現 図画工作 動物の描写 保育者養成校
タイトル 〈研究ノート〉
地域の健康づくりリーダー養成による大学・地域連携強化の取り組み
Initiatives of the Cooperation with College and Local Communities Through Health Leaders Training
著作者 中 川 康 江・田 中   響・土 居 裕美子・近 田 敬 子
Yasue NAKAGAWA,Hibiki TANAKA,Yumiko DOI,Keiko CHIKATA
ページ 57−60
概要  鳥取看護大学では,地域の健康支援・活性化を目指し,「まちの保健室」を実践している.また,その他の取り組みとして,地域住民を対象とした健康づくりリーダーの人材育成を目的とした養成講座を実施している.平成27年度から29年8月現在,全7期生74名を養成し,修了生の継続活動支援策として,教育人材バンクも立ち上げている.本研究は,修了生の持続的な活動のための課題を模索することを目的として,修了生の声と現状の分析・検討を行った.
キーワード 地域 知識・技術の向上 フォローアップ研修 健康づくりリーダー養成 「まめんなかえ師範塾」
タイトル 〈研究ノート〉
教育実習指導における「指導計画案」の効果的な指導に関する研究
―「指導計画案の書き方の手引き」の作成と試験的運用―
A Study on the Effective Training of “Childcare Plans” in “Guidance of Teaching Practice at Kindergarten”
―Making “The Guide on How to Write Childcare Plans” and its Trial Use―
著作者 前 田 舞 子・上 萬 雅 洋
Maiko MAEDA,Masahiro JOMAN
ページ 61−74
概要  本研究は,幼稚園教諭の養成課程における「教育実習指導」において,「指導計画案」の作成に関する指導を効果的に行うために,「指導計画案の書き方の手引き」を作成し,実際に短期大学生に対してそれを使って指導を行った結果を示したものである.さらに,その結果を踏まえて,指導上の課題と「指導計画案の書き方の手引き」の改訂の方向性を示す.
キーワード 教育実習 教育実習指導 指導計画案
タイトル 〈資料〉
「保育学生のための実習日誌における『考察』の書き方の手引き」の作成についてAbout the Making of “The Guide on How to Write ‘Consideration’ in the Training Diary for Childcare Students”
著作者 上 萬 雅 洋
Masahiro JOMAN
ページ 75−85
概要  保育・教育実習における実習日誌の中でも「考察」の書き方に悩む学生のために,どのような考え方で書いていけば良いか手引きという形にした.さらに手引きを使用して実践的な指導をし,実習日誌の考察がどの程度充実するかを検証する事によって,手引きの有用性と課題を導き出した.
キーワード 保育学生 保育実習 教育実習 実習日誌 考察
タイトル 〈資料〉
鳥取短期大学附属こども園の年長児の体力・運動能力の現状
The Current Status of Infantile Motor Ability in a Center for Early Childhood Education and Care
著作者 近 藤   剛
Tsuyoshi KONDO
ページ 87−93
概要  幼児期における運動あそびの充実に向けた教育・保育活動の基礎資料を得ることを目的に,鳥取短期大学附属こども園園児42名の体力・運動能力について測定し,全国調査の結果との比較を通して現状把握を試みた.その結果,附属こども園の男児女児ともに走能力に高い傾向が,投能力に低い傾向が認められるなどの特徴が示された.この結果から,今後も測定・評価を継続し,運動カリキュラムの策定につなげる必要性が示唆された.
キーワード 年長児 体力・運動能力 MKS幼児運動能力検査

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