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教員コラム第4回@地域共生のまちづくり(青木淳英)

教員コラム第4回@地域共生のまちづくり(青木淳英)
    幼児教育保育学科にはさまざまな専門分野の専任教員がいます。それぞれの研究活動や授業内容について、リレー形式でコラムを掲載していきます!

    今回は、幼児教育保育学科の青木淳英准教授です。青木准教授は「地域福祉」が専門で、専門科目「社会福祉」を中心に担当しています。

    教員コラム第4回

    地域共生のまちづくり
    幼児教育保育学科
    准教授 青木 淳英
    (2023年6月14日掲載)
    みなさん、こんにちは。
    私の専門領域は「地域福祉」という分野で、ここ数年は「地域共生のまちづくり」をテーマとして研究を進めています。
    私たちはいま、子どもの貧困・虐待、ダブルケア(注1)やヤングケアラー(注2)、8050問題(注3)、交通・買い物難民、相次ぐ自然災害による被害など、地域生活を送るうえで複雑・多様化した“困りごと(福祉課題/生活課題)”に直面しています。「地域福祉」は、地域で暮らす人々の「この街で安心・安全に暮らし続けたい」という願いを実現するために、暮らしの中の“困りごと”の解決・軽減に向けて、それぞれの立場(地域住民、行政、事業所・団体など)で何ができるかを考え、実践する学問です。
    地域に暮らす人々の営みや取り組み(まちづくり)が研究対象ですから、住民による地域福祉活動(地域の高齢者や子育てのサロン、見守り活動など)や行政の福祉施策・サービスなどの見学や参画といった「フィールドワーク」を中心とした研究活動をしています。大学の授業でも、フィールドワークで得た知見を学生のみなさんに紹介するとともに、地域の“困りごと”を「どうすれば解決・軽減できるか?」を一緒に考え、時には実践することもあります(例:写真参照)。
    最近は、保育者にも「地域社会とのつながり」「子どもや家庭が抱える“困りごと”への対応」など、「保育」を超えたより広い視野と知識や支援技術が求められてきています。“困りごと”を抱える人々への個別の相談援助から福祉のまちづくりまで、時には大学を飛び出してフィールドワークをしながら、解決策を一緒に考え、実践してみませんか?
    (注1)子育てと介護を同時に担っている状態のこと。
    (注2)本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行っている子どものこと。
    (注3)80代(高齢)の親が50代(中高年)の子どもと同居して経済的支援する状態をなぞらえた中高年ひきこもりを抱える世帯を象徴した言葉。
    これまでの取組み
    △地域の子ども食堂(コロナ禍で、地域団体とともに学生がお弁当を配布)
    △地域の子ども食堂(コロナ禍で、地域団体とともに学生がお弁当を配布)
    △子育てフェスティバル(子どもの等身大すごろく:学生制作)
    △子育てフェスティバル(子どもの等身大すごろく:学生制作)
    △高齢者のシニアファッションショー(学生が企画・運営に参画、エスコート役)
    △高齢者のシニアファッションショー(学生が企画・運営に参画、エスコート役)

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