トップページ > 学長の小部屋 > [松本学長通信No.3] ある課題

[松本学長通信No.3] ある課題

[松本学長通信No.3] ある課題
みなさま、こんにちは。
6月の真夏を思わせる本格的な暑さから7月は戻り梅雨のような天気が続いてきましたが、お元気にお過ごしでしょうか。
そうした変則的な天候が続くなか、本学では間もなく前期期末試験が始まります。4月からこれまで授業はほぼ対面で継続されましたので、大半の学生が問題なく受講することができたものの、社会の新型コロナウイルス感染急拡大には学生のみならず教職員もやや落ち着かない日々を送らざるを得ない状況です。しかしそこはつべこべ言う間はなく、学生は試験対策をしっかり行って単位を積み上げ、また教員も的確な評価を行うべく作業へ向かわねばなりません。
「つべこべ言う」と書いて思い出す私の学生時代の苦い一コマを…。試験やレポートではなく、ある課題をこなすことでその科目の単位が認定されるという。担当の先生が提示した課題は、効果的だという手法を真似てある一定量の仮の資料を作成するというものでした。その手法の意義も課題提示の仕方にも納得のいかなかった私は、かなり手を抜いた提出をしてしまいました。ずっとあとになってそれが学び方や研究の仕方につながる汎用的な手法だと気づくことになるので、軽率だったと今でも妙に思い出されます。
立場かわって教員となって、こうした何十年経っても思い出されるような「気の利いた課題」を私は残念ながら提示できていませんが、学生たちには「やるべき事はつべこべ言わないでやる」という姿勢が身につくよう導きたいと思っています。もちろん以前の自分のことは棚に上げて。
鳥取短期大学
学長 松本 典子
(2022年7月25日 記)
 

Facebook twitter



fixedImage
ページトップ