鳥取短期大学

准教授 石田 有作

1.教育に対する責任

私は本学において主に建築・インテリアデザイン分野における計画及び設計と、その内容をプレゼンテーションするための基礎的な知識の習得に関する教育を担当している。

学校法人藤田学院ホームページ「教員紹介2021」

2.教育の理念

私は、本学の教育活動において、以下の3点を重視している。

1) デザイン分野とも関連付けながら、建築・インテリア分野の奥深く魅力ある世界を紹介し、幅広い視野を持ってもらうこと
2) 学びを通じた成功体験により自尊心を育成すること
3) 自主的な学びへの意欲を向上させること

3.教育の方法

上述の教育理念を達成するため、例としていくつかの授業方法について紹介する。
例えば「情報リテラシー」では、今後リモート会議も含め、プレゼンテーションとしてもネット環境を積極的に活用していくことが求められていく中で、メールや遠隔会議などG-suite内にも含まれるソフトの実社会での活用例を紹介し、その習熟度を上げることの有効性・重要性を理解してもらい学ぶことの意義を感じてもらうようにしている。またレポートなど課題提出のために必須なoffice系ソフトについては、基本的な操作方法習得のための時間をしっかり確保し、その後に、各自の習熟度に応じて自主的に選んだ演習課題にチャレンジし完成させることで自信をつけ、積極的な学びへとつなげることを意識している。
「住居学」では、座学一辺倒では単なる知識になり、なかなか身近なものとして捉えにくいため、座学で学んだものに関連した演習を組み合わせ、具体的で実践的な学びへとつなげている。最終的に住宅の平面計画を作成する演習課題を行うが、段階を踏み、何回かのステップに分けながら基本的なルールを座学で学び、優れた実例を紹介しながら、各自で計画案を考えることを繰り返すことで、オリジナリティーが高く魅力的な計画案を作成できるようになることを目指している。
各授業において、毎回授業の振り返りとして、各自が面白いと感じた点や難しいと感じた点を300字程度で記述し提出してもらっているが、次回授業までにやっておきたいと思った内容を記載しているものも見られ、個人差はあるものの自主的な学びへとつながっていると感じている。

鳥取短期大学ポータルサイト「シラバス検索」

4.学生による授業評価

令和3年度(2021年度)の前期授業に対する授業評価アンケートでは、ほとんどの質問項目で、全体の平均値を上回る結果が出た。授業の総合的な満足度(設問4)の平均値は講義科目で「3.71」演習科目で「3.76」と全体の平均値「3.38」「3.48」を上回る結果となっている。「予習・復習に積極的に取り組んだ」(設問2)の項目のみ全体の平均値を下回っているため、自主的な学びへのうながしをより意識した授業構成を考えたい。

【令和3年度前期授業評価アンケート.pdf】

5.教育改善への取り組み

学内で開催されるFD研修には動画閲覧も含め参加している。授業公開もコロナが落ち着いて実施されるようになれば参加したいと考えている。また学外の講演や研修についても、現状はリモート形式になってしまうものも多いが積極的に参加し、教育改善へとつなげたい。
授業においては、前述の「授業の振り返り」として学生から提出してもらったコメントから、わかりにくかった点やうまく伝わっていない内容などを把握し、次回以降の授業でフォローし、また来期に向けて授業資料の改善を行っている。また授業評価アンケートの結果についても、後期以降の授業内容の検討に役立てていきたい。

6.今後の目標

1) 短期的な目標

後期授業も新規に構築するものがあるので、まずは教育理念実現のための授業構成の構築が短期的な目標となる。その中でもに特に下記2点について取り組みたいと考えている。

  1. 表現力向上のための授業構成・授業形式の構築
  2. 自主的な学びを深めるために図書館を積極的に活用した授業構成
2) 中・長期的な目標
  1. 建築、インテリア計画の立体表現の表現力向上とそれらを自分の言葉でプレゼンテーションできるコミュニケーション能力の向上
  2. 実際の建築設計プロジェクトへの積極的な学生の関わり
最終更新:令和3(2021)年8月11日

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