鳥取短期大学

助教 田村 剛

1.教育に対する責任

私は本学において主に経営学を担当している。売れる製品の生産・販売とそれらへの組織対応といったように、マーケティングとのかかわりも踏まえて、組織そのものやその形態を中心に教育を行っている。

学校法人藤田学院ホームページ「教員紹介2021」

2.教育の理念

私は、本学の教育活動において、以下の経営学やそれを取り巻く社会経済情勢への関心を高めることを重視している。

1) 企業を取り巻く社会経済情勢への関心を高めること
2) 組織の概念及び実際の組織形態の理解力の向上
3) 関連科目における学習内容をつなげる思考力の育成

3.教育の方法

上述の教育理念を達成するため、まずなぜ経営学を学ぶ必要があるか、どのような点で学習内容を活かせるかといった疑問に答えることから始める。例えば、企業と社会経済情勢の関係について、学生が関心を持つように新聞記事など身近な話題の提供を行っている。このことと就職後に必要となることとの関連性についても言及し、社会経済情勢の理解の重要性を説明している。
また経営学の性質上、理論がたくさん出てくるため、できるだけ具体的な事例を活用して、新聞等を活用して受講生の関心を喚起するように努めている。また、例えば講義のテーマが組織の際には、大学自体や学友会、サークルなども組織であること、就職とは組織の一員になることも説明し、組織を身近に感じてもらい、今から組織についてしっかり理解することの重要性を示している。
経営学の講義の際には、かなりの頻度でマーケティングとの関連性について説明し、学生がそれらを繋げて考えることができるように工夫している。
授業の各回において、【コメントシート】を配布し、授業内容を意識させるために、自由記述のものを設定し、ヒントを与えながら学生が考えて書くように工夫している。

鳥取短期大学ポータルサイト「シラバス検索」

4.学生による授業評価

2019年度後期の授業評価アンケートにおいて、経営学では全体の平均値と比較して全11項目中6項目でそれぞれ0.1ポイント程度低い数値となった。授業に対する総合的な満足度(項目d)の値は、3.3であり、全体の平均値と同じである。昨年の後期評価アンケートでは、3.2であったことから、0.1ポイント上昇している。
授業内容への興味(項目a)と事前自己学習(項目b)については、全体の平均値よりそれぞれ0.1ポイント高かった。経営学への関心や必要性について、学生自身が認識し始めているのではないかと考えられる。
教員の説明の明瞭さ(項目e)や学生の質問・意見を述べられる環境づくり(項目f)については、それぞれ3.2、3.1であり、全体の平均値よりそれぞれ0.1ポイント低かった。これらの点の改善については今後の課題である。

5.教育改善への取り組み

学内で開催されるFD研修に必ず参加している。また、授業公開・見学も積極的に参加し、常に自分の授業に活かせるようなヒントを探っている。その上で、すぐにできるものから順に実行に移している。
学生による授業評価アンケートの結果を自分なりに反省及び分析し、シラバス上の授業内容を組み替えるなど、講義内容を吟味している。また、現時点の社会経済情勢なども考慮し、学生にとって必要と思われるトピックスを入れるなど講義内容の検討も行っている。さらに、毎回【コメントシート】を学生に書かせているため、それらの内容を検討し、シラバスに反映させるだけでなく、授業時にも取り入れて実践している。

6.今後の目標

1) 短期的な目標
  1. 新聞等における経済・経営問題への関心と理解の向上
  2. 経営学における基礎知識の理解の向上
  3. 経営学やマーケティング以外の科目とのつながりを意識した思考力の育成
2) 中・長期的な目標
  1. ビジネス分野における科目間のつながり、ビジネス分野と情報分野の科目間のつながりを意識した思考力の育成を行うことによって、より就職を意識した実践力に繋げていくことを目指している。
  2. 就職してからのキャリア形成にも経営学の知識や思考力は十分活用できると考えているため、このような視点からもキャリアデザインなどの科目とのつながりも踏まえて、より実践力を意識した教育を目指している。
最終更新:令和2(2020)年6月29日

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