鳥取短期大学

助教 板倉 一枝

1.教育に対する責任

私は本学において、主にキャリア教育、プレゼンテーション、地域、情報処理に関する科目を担当している。地域に関する科目については、学科内の他の教員とともに連名で担当している。

学校法人藤田学院ホームページ「教員紹介2021」

2.教育の理念

私は、本学の教育活動において、以下の6点を重視している。

1) 教育活動全般を通して学生のキャリア発達を支援すること
2) 科目間の連携を重視し、課外活動を含めた教育課程全体で学修成果を向上させること
3) 学生一人ひとりと向き合い、キャリア発達を支援すること
4) 「考え」「実践」していくような仕掛けをすること
5) 「相手を意識して」話すこと
6) 課題を「自分事」として意識できるよう工夫すること

3.教育の方法

上述の教育理念を達成するため、例えば、1年次後期の必修科目「キャリアデザイン」では、次のような授業の工夫・改善を行っている。
この科目では、ワークブックを使用し自己分析を行った後にグループワークを行う授業形態を多く取り入れているが、自分のライフキャリアを考えるにあたり、将来の目標を考えることや言語化することが難しい学生も少なからずいる。そこで、自分の将来をビジュアル的に表現する手法を平成28年度より取り入れた。自己実現だけでなく他者や社会との関わりについて考えているかどうかといった視点、夢や目標を実現するための手段は検討できているかなどの視点から、作成後に【振り返りシート】を用いて振り返りを行っている。また授業の中で大学生に求められることとは何かということについて考えるためのグループワークや個人レポートを課しているが、その内容とも比較しながら、社会の一員としての役割についても考えていくようにしている。
成績評価は、定期試験(筆記)30%<キャリアに関する基礎知識>、授業態度30%<主体性や積極性などの取組状況>、提出物40%<レポートや課題の提出状況・内容>を合計して行っている。

鳥取短期大学ポータルサイト「シラバス検索」

4.学生による授業評価

2019年度の授業評価アンケートにおいては、概ね良好な評価であり、否定的な回答が多い科目や項目は特段なかった。特に、2年次科目の「資料作成演習」「社会生活論」「特別研究」では、総合的に高い評価が得られた。しかしながら、1年次の科目、そして「自分自身について」の項目群において評価が低い傾向が見られた。この傾向はこの年度における全学的な傾向と同様ではあるものの、1年次とりわけ前期は大学での学びにとって重要な時期である。学生の主体的な取組みを促すためにも、これまで以上に教材研究を行い、学生集団をしっかりと見極めながら、教材の内容や授業の仕方を工夫するようにしたい。

5.教育改善への取り組み

文部科学省などから発信される情報はホームページ等で日常的に確認し、教育行政の動向や現代的課題などについて内容理解に努めるようにしている。
学内で行われるFD研修会にはほぼ出席しており、教職員全体での問題意識の共有、研修内容の理解を図っている。研修会に出席することが目的ではなく、疑問に感じる点は自身でさらに深く調べる、研修内容について同僚教員と意見交換をする、事後アンケート等でFD委員会へ今後に向けての提案を行うなどしている。
また学科内においても学生情報や学業への取り組み状況の共有、教授法についてのピアレビュー、科目間連携の検討、教育課程改定に向けての検討など、常々FD活動を行っている。ポリシーの見直し、教育課程の改定、カリキュラムマップ・ツリーの見直しなどにおいては、これらを単なる作業にとどめるのではなく、互いの担当科目の課題などを話し合い、授業内容について重複の確認や連携の模索など、教育改善に真剣に取り組んでいる。
授業をより良いものにするため、学習対象者となる学生の状況を見極めながら、授業の構成やプリント資料などの工夫は絶えず行い、授業改善に努めている。

6.今後の目標

1) 短期的な目標
  1. 学生へのフィードバックを質的・量的・適時性の面から充実させること
  2. 教授研究のための時間確保
  3. 授業評価アンケート項目の「自分自身について」の評価を上げること
2) 中・長期的な目標
  1. 専門性の深化
  2. 能動的学修に向けた取組みのさらなる充実
最終更新:令和2(2020)年6月30日

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