グローバル × ローカル、大学と海外・地域をつなぐ交流と研究の拠点
鳥取看護大学および鳥取短期大学の教育・研究資源を活用して、地域社会の文化、教育、福祉・健康、産業等への支援、学術研究、地域社会への貢献に取り組む拠点として「グローカルセンター」を設置しています。グローカルセンターは「海外研究・交流」、「地域研究・教育・交流」、「自治体、産業・企業および教育機関等連携」、「『まちの保健室』事業推進」、「卒業生との連携・交流の推進」の5つの部門にわたり、広く国際社会や地域に向けた情報発信を行うほか、公開講座や各種セミナーの実施、受託研究、各種講演会への講師派遣、学生ボランティアの相談窓口、大学見学受付などの事業を行っています。
海外研究・交流
アジア諸国をはじめとした海外の大学などを対象に交流事業、調査研究等の支援を行っています。
グローバル化社会で活躍する人材を育成する
鳥取看護大学では、フィリピンのマニラにあるサント・トーマス大学と学術協定を締結し、相互に視察訪問の受け入れやオンライン交流会等を行っています。また国際看護や 異文化理解についての活動報告会、JICA海外協力隊セミナー、グローバルまちの保健室の開催など多岐にわたる機会を学生に提供しています。
鳥取短期大学では、国際理解を促すイベントやEnglish Caféを随時開催しています。コロナ禍に中断していた海外研修を令和6年より再開し、3月に渡航した台湾では大学訪問や企業見学、研修等を通して異文化理解を深めました。また、鳥取大学や鳥取県国際交流財団と連携し、留学生の受け入れや地域イベントにも積極的に参加しています。
地域研究・教育・交流
地域交流を推進する調査研究のほか公開講座、講演会、大学見学会の運営を行い、地域社会へ向け「センターだより」等を作成して情報の発信をしています。
「鳥取看護大学・鳥取短期大学公開講座」(倉吉市委託事業)
鳥取看護大学・鳥取短期大学は、地域に開かれた大学として、地域の方々の生涯学び続けたいという気持ちに応えるため、倉吉市教育委員会と連携し、広く地域に学習機会の場を提供する公開講座を開催しています。令和6年度は「呼び起こそう、地域の底力」をテーマに開催します。(最新の開催状況はホームページをご確認ください)
※とっとり県民カレッジ連携講座です。
卒業生との連携・交流の推進
鳥取看護大学の卒業生は「ふたば会」、鳥取短期大学の卒業生は「白鳥会」という同窓会を組織しています。それぞれホームカミングデーや総会の開催、会報の発行などを行い、同窓生相互の親睦を深めています。
自治体、産業・企業および教育機関等連携
連携協定
本学の教育・研究環境の充実や地域貢献などを目的に、各機関との連携協力を行っています。協定を交わすことにより、より一層連携を強めるとともに、双方の機関の機能を活用し、本学や地域の発展につとめています。
「とっとりプラットフォーム5+α」
鳥取県内の高等教育および地域のさらなる活性化をめざす
鳥取県内の5つの高等教育機関と自治体、経済・医療福祉団体等とで形成された組織。高等教育機関の連携による学びの提供、県立美術館のサポート・活用、若者定着による人手不足の解消、地域交通の維持・利用促進、地域リスクマネジメント体制の強化、地域福祉活動への学生の参加促進など、さまざまな取組みを行っています。
消防防災サークル「ToCoToN FAST」(トコトン ファスト)
社会人の“学び直し”を支援
鳥取看護大学・鳥取短期大学では、学生に限らず地域の皆様に、教養科目から資格取得などに繋がる専門科目までの幅広い学びを提供しています。また、鳥取県立産業人材育成センターと共同、保育士と栄養士を育成する職業訓練も実施しています。「科目等履修生」や「聴講生」となって、学生とともに学び直してみませんか。履修証明プログラムも行っています。
「まちの保健室」研究・教育
「まちの保健室」
地域の保健ニーズに応え、まちの健康を支える
「まちの保健室」は、学校の保健室のように、だれでも気軽に立ち寄って、自分の健康について振り返ったり、相談できる場所です。地域のなかでホッとできる場所をめざしています。ミニ講話を聞くことで健康を見直す機会となり、身体測定、血圧測定、骨密度測定、健康相談などは、自身の健康チェックにつながります。教員と学生、住民ボランティアが一丸となって、学内のみならず、地域のイベントや公民館などへ出向きます。
「まめんなかえ師範塾」
地域の健康づくりリーダーを養成する
鳥取看護大学では、県内各地域の健康づくりを行うリーダーやボランティアの方々の裾野を広げ、資質の向上を図るため、さまざまな健康づくりの支援について学ぶ「まめんなかえ師範塾」を、平成27年度から開催しています。講座を修了した「まめんなかえ師範」は現在137名を数え、地域の健康づくりリーダーとして、「まちの保健室」に参加するなど、活躍の場を広げています。